QUBLOCKのボールバルブには、長年わたる日本の技術が凝縮され、さらに高度な生産技術のイノベーションによって性能と品質が安定し、プラントの効率化と安全操業に貢献しています。

QUBLOCKのVポートボールバルブは、流体制御のニーズに費用対効果の高いソリューションを提供します。 配管システムにおいて、ボールバルブが持つフルボア流量を確保する能力は非常に重要です。 しかし、通常のボールでは、流量をリニアに制御することは困難です。 Vポートボールバルブは、全開時の流量確保の能力は維持したまま、リニアに近い流量制御も可能にしました。

QUBLOCKのVポートボールバルブは、様々な要件を満たすようにカスタマイズが可能です。ご要望に応じて効果的かつ安定した制御を実現するための技術的なアドバイスも提供いたします。

• High-Pressure Range （高圧対応）

  QUBLOCKのVポートバルブの基本的なデザインは、メタルシートのトラニオンボールタイプです。 最高1500LBの圧力範囲をカバーし、流体条件に応じて様々な特殊材料で製作することも可能です。 また、配管設計は高い圧力であっても、締切り圧力が低い場合は、内部のトリム部分（ボール、シート、ステムなど）に関してダウンレーティングした設計が可能で、その場合は、大幅なコストダウンが可能になります。

• Smooth Flow Characteristics with No Cavity （スムーズな流れ）

  QUBLOCKのVポートバルブはスムーズな流量特性を有しています。 その特性カーブは、リニア特性とイコールパーセント特性とのほぼ中間に位置しています。 スムーズな流れは、圧力損失を極限まで抑え、スラリーや高粘度のサービスに対しても良好な制御特性を発揮します。CVチャートを含む計算シートは、リクエストに応じて提供します。

• Tight Shut-Off （タイトシャット）

  コントロールバルブでありながら、メタルシートによる高いシール性能を持っており、Class VIのタイトシャットオフが可能です。 それは、キューブロック独自の超真球度を持つボールとシートが採用され、さらに厳しい品質管理の元で生産されるためです。 このバルブは、制御性と締切り性の両方を併せ持った次世代のハイブリッドバルブです。

• Wide Range Ability (100:1) (レンジアビリティ)

  コントロール弁のレンジアビリティは、最小制御流量と最大制御流量の比として表現することができます。QVシリーズのフルボアタイプでは、従来のグローブ弁やバタフライ弁タイプと比べて大きな流量を制御することができます。また、低流量に関しても、Vカットの角度によって、小さい流量を制御することができます。